こんにちはIRESU札幌駅前北口の西川です。
三月にはいり徐々に春の兆しが感じられるようになってきましたね！！
少しずつ縮毛矯正のご相談も増えてきいます。
今回は少し特殊な例の縮毛矯正です。
他店でのハイダメージで色々調べまくって当店ならなんとかしてくれるのではないかと来て頂いたお客様のお話しです。
今回のお客様の状態
かなりのハイダメージのお客様です。
正直前回の美容室で髪がとんでもないような状態にされてしまった感じです。
他店は他店なのであまり口を挟むのはあれですが、もう少しお客様におもいやりのある仕事はできなかったのかと思います。
ご本人もクシも通らないくらいでかなりお困りのご様子。
before
かなり危険な作業にはなりますが、お客様の今後の生活を考えるとなにもしないわけにもいかない状態かと思います。
厳密にいえばなにもしないほうが髪に負担はありませんが、どうにかじりじりになった部分を収めたほうが扱いやすく髪はキレイにみえます。
今回はリスクもお客様にしっかり伝え毛髪チェック(この場合は別途料金を頂いてます)もしながらの作業です。
ぱっとみ危険で矯正自体やらないほうがといいと思う美容師さんもいるかと思いますが
・矯正自体はまだ１度も入っていない髪
・ダメージもあるがウェーブによってより負担があるようにみえている
・一番傷んでいるであろう部分をカウンセリングと並行して髪が耐えられるかをチェックしてかろうじて見た目は今よりキレイにもってけそうな状態
・長さはある程度切らして頂ける
これらの条件であったためリスクは同意のうえ慎重に慎重に作業していきます。
一度でも矯正が入った状態で今の感じならリスクは跳ね上がるので当店での作業は厳しいかもしれません
注意
after
かなり見た目は落ち着いたんでははないでしょうか？
本当はもっと自然な仕上がりもカットと酸性縮毛矯正なら可能ですが、今回はじりつき、バサバサを抑えるのを優先したのでハサミをダメージ部分に入れすぎると質感も荒れるためここまでの施術になりました。
できる限り優しく、当店にあるたくさんのトリートメントをお客様に合わせて機材適所で使い、施術しました。
見た目はキレイですが、髪自体は復活してはいないのでご自宅での髪の扱いについてしっかりお話しして終了です。
before→after
before
after
見比べると、色の濃さに違いがあると思います。
写真をとった時間もありますが加工はしていません。
違いは水分量です。
じりじりになった髪は髪の中に水分を留めれなくなり乾かせば乾かすほど髪はカサカサになります。
髪は本来水分をある程度留めれる構造になっています。
キレイな髪は乾いても髪が潤っているのはそのためです。
髪に負担がかかると保水力は徐々に失います。
毛先が乾燥するのはそのためです。
トリートメントで髪に水分が残る状態になると髪が潤うため少し色が落ち着いて見える特徴があります。
髪に栄養を入れるのももちろん大事ですが、髪の水分を留めれるようにするのも美髪には大事です。
今回は
・チリチリを伸ばす
・水分をできるだけ髪に残せるようにする
・疑似的に髪の強度をあげる
・リスクをできるだけ減らす先にお客様の毛髪を使ったテスト
これらで髪をキレイにしました。
お客様も次回のご予約もして頂き、喜んでいただけたので一安心です。
髪の状態によっていろんな選択肢があるとおもいますが、我々美容師はお客様が笑顔になって頂けるようにその時によって最高の選択をしてきたいですね。
まずはお困りのことありましたらラインでもいいのでご相談して頂けたらと思います。
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